iPhone4s 修理

修理方法
- フロントパネル交換
- バッテリー交換
- バックパネル交換
- ホームボタン交換
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iPhone4s フロントパネル交換 解説動画1
iPhone4s フロントパネル交換 解説動画2
iPhone4s フロントパネルの修理時間は大体45分程度と、当機種の中では比較的長めの 作業時間となっております。前機種であるiPhone4とは形が同じなのですが、中身は全く違う ためご注意下さい。動画のチェックポイントとしては、特に基板の周辺部分になります。 傷みやすいポイントですので、特に注意してご覧になってみてください。
iPhone4s フロントパネル交換 写真解説
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ステップ1 下部ネジの取り外し
・まず最初に、iPhoneの電源が切られていることを確認して下さい。(電源が入っていると、深刻な問題に繋がります)
・次に、赤い丸で囲われている部分のネジを取り除いて下さい。 -
ステップ2 バックプレートの取り外し
・リアパネルを押しながら、iPhoneの上の方向に向かって押し上げます。
・すると、パネルが約2mm動きます。 -
ステップ3 バックプレート取り外し
・浮かしたリアパネルを掴んで、iPhoneから取り外します。
この際に、特に力は必要ありませんので、引っかかってる感覚がしたら注意をして下さい。 -
ステップ4 バッテリー取り外し準備
下記の2つのネジを取り外します。
(2つのネジの種類は異なりますので、区別して置いておいて下さい。)
● 1.7mmネジ
● 1.5mmネジ -
ステップ5 バッテリー取り外し準備2
プラスチックツールを使用して、バッテリーコネクターに接続している端子を取り外します。
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ステップ6 バッテリー取り外し1
・全面的にバッテリーが浮いた後は、クリアフィルムを掴んで浮かせます。
この際、スムーズに上がらない場合は、ステップ6に戻って再度調整をしてください。 -
ステップ7 バッテリー取り外し2
全面的にバッテリーが浮いた後は、クリアフィルムを掴んで浮かせます。
この際、スムーズに上がらない場合は、ステップ6に戻って再度調整をしてください。
力を加えすぎるとフィルムが切れてしまう恐れが有るので注意をしてください。 -
ステップ8 バッテリー取り外し完了
無事、取り外しが完了しました。
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ステップ9 ドックコネクタ取り外し
下記の2つのネジの取り外しをしていきましょう。
● 1.5mmネジ
● 1.2mmネジ -
ステップ10 ドックコネクタ取り外し2
2つのネジを外し、ドックコネクタブランケットを取り外します。
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ステップ11 ドックコネクターケーブル取り外し
プラスチックツールを使って、テコの原理でドックケーブルをロジックボードから浮かしていきます。
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ステップ12 ドックコネクターケーブル取り外し2
粘着質のドックコネクターケーブルをロジックボード及びサイドスピーカーから外します。
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ステップ13 アンテナケーブル取り外し
プラスチックツールを使って、アンテナケーブルを図のように引っ掛けて取り外していきます。
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ステップ14 アンテナケーブル取り外し2
プラスチックツールを使った後、アンテナケーブルをこのように取り出します。
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ステップ15 リアカメラ部品取り外し
ピンセットを使用して、リアカメラの上部に付いているプラスチックのリングを外します。
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ステップ16 ケーブルカバー取り外し
下記4つのネジを取り外します。
● 2.7mm ネジ
● 2.6mm ネジ
● 1.3mm ネジ
● 1.2mm ネジ -
ステップ17 ケーブルカバー取り外し2
プラスチックツールを使って、ケーブルカバーを浮かしていきます。
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ステップ18 ケーブルカバー取り外し3
浮かしたケーブルカバーを、慎重に端から取り外していきます。
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ステップ19 カメラコネクター取り外し
プラスチックツールを使って、カメラコネクターをソケットから取り外していきます。
※この際に、周辺の部品にキズを付けないよう細心の注意をして下さい。 -
ステップ20 背面カメラ取り外し
背面カメラを取り外します。
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ステップ21 SIMカード取り外し
SIMオープナーを強めに押して、差し込みます。
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ステップ22 SIMカード取り外し2
SIMトレーとSIMカードを慎重に取り外します。
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ステップ23 ケーブル取り外し
ロジックボードに付いている、下記4本のケーブルを取り除きます。
基盤やケーブルにダメージを与えないように細心の注意を払って作業をしてください。
● ヘッドホンジャック/ボリュームボタンケーブル
● フロントカメラケーブル
● デジタイザーケーブル
● ディスプレイデータケーブル -
ステップ24 ケーブル取り外し2
4本のケーブルを取り除いた後、こちらの青いケーブルも取り除きます。
● パワーボタンケーブル -
ステップ25 ネジ取り外し
ヘッドホンジャックの近くにあるネジを取り外します。
● 1.5mmネジ -
ステップ26 クリップ取り外し
写真にあるようなクリップがありますので、それをロジックボードから取り外します。
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ステップ27 ネジ取り外し
パワーボタン近くのネジを取り外します。
このネジを外す際はマイナスドライバーを使用するとより簡単に外れます。 -
ステップ28 Wi-Fiアンテナ取り外し
プラスチックツールを使って、Wi-Fiアンテナを取り外します。
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ステップ29 ブラックテープ取り外し
ネジを隠している黒いテープを取り外します。
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ステップ30 ネジの取り外し
ロジックボードを固定しているネジを取り外します。
● 1.6mmネジ -
ステップ31 ネジの取り外し
ロジックボードを固定している下記3本のネジを取り外します。
● 2.5mmネジ
● 2.4mmネジ
● 3.6mmネジ -
ステップ32 ロジックボード取り外し
細心の注意を払いながら、スピーカー側からロジックボードを取り外していきます。
【注意点】
ロジックボードを取り扱う際は皮脂などが付かないように注意をしてください。
皮脂がコネクタ部分に付着すると動作障害を起こす可能性が有ります。 -
ステップ33 フィンガー取り外し
パワーボタン付近の金色のパーツを、取り外して下さい。 また無くさないように十分注意をしてください。
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ステップ34 バイブレーター取り外し
バイブレーターとiPhoneのサイドにプラスチックツールを滑りこませ、バイブレーターを浮かしていきます。
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ステップ35
バイブレーターがある程度浮いた後は、手で取り外します。
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ステップ36
下記の2つのネジを取り外します。
● 2.4mm ネジ -
ステップ37 プラスチックバスケット取り外し
ドックコネクターケーブルの近くにある小さいプラスチックバスケットを取り外します。
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ステップ38
スピーカーエンクロージャーをiPhoneから取り外します。
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ステップ39 戻す際の注意点
スピーカーを本体に戻す際はスピーカーに付属している3本のピンが、 ミドルフレームの溝からはみ出さないように十分注意をしてください。
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ステップ40
角に貼り付けられている、小さい黒のテープを取り外します。
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ステップ41
パワーボタン近くにある下記のネジを取り外してください。
● 1.5mm -
ステップ42 ネジ取り外し
ヘッドホンジャック近くの下記のネジを取り外します。
● 1.5mm -
ステップ43 ネジ取り外し
マイク近くの下記のネジを取り外します。
● 1.5mmネジ -
ステップ44 ネジの取りはずし
コネクターケーブル近くの下記のネジを取り外します。
● 1.5mmネジ -
ステップ45 ネジの取り外し
ボリュームボタン側にある下記の3つのネジを取り外します。
(緩めるだけでも十分なのですが、今後の作業効率を考え取り外しをします) -
ステップ46 ネジの取りはずし
こちらのネジに関しては、外す必要はなく、緩めるだけで十分です。
【注意点】
フロントパネルを再度戻す際は、画像のようにワッシャーがネジの頭側についている事を必ず確認して下さい。 -
ステップ47 ネジの取りはずし
コチラ側のボタン3つを取り外します。
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ステップ48 フロントディスプレイ 取り外し
プラスチックツールを使って、フロントディスプレイを浮かせます。
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ステップ49 フロントディスプレイ 取り外し
フロントパネルを浮かせた状態にした後は、手で図のように取り外します。
【注意点】
フロントパネルをミッドフレームに取り付ける際は、2本のLCDケーブルがミッドフレームに挟まらないように細心の注意を払って取り付けてください。
*ケーブルにダメージを与えるとLCDが点灯しない可能性が有ります* -
ステップ50 ホームボタン移行
本セットには、ホームボタンが入っておりません。そのため、ホームボタンを前の機種から移行する必要がございます。
取り外したディスプレイの、ホームボタンをピンセットなどではがしていきます。
(この際に、表面から無理やり押すなどは決してしないでください。) -
ステップ51 ホームボタン移行2
端からピンセットではがしていくと、このようになります。
このホームボタンを、新しいパネルにに取り付けていきます。 -
ステップ52 ホームボタン移行3
シワがよらないようにボタンを取り付けたら、完成です。
ゴミがホームボタンに付着していると反応が悪くなってしまうため、最後にゴミを確認しましょう。
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iPhone4s 関連のQ&A
いつごろ発売したモデルになるの?
2011年11月4日に主要な都市(アメリカ、イギリス、日本など)で発売しました!
主要国で発売後も、3ヶ月にわたり発売する国を広げていきました。どこの国でも大ヒットを飛ばし、iPhoneの人気を確固たるものにするきっかけの機種となります。
前作と比べてどんな変更点があるの?
内部のハードウェアなどで、大幅な進歩があげられます!
デザイン面では前作からほとんど変更のない4Sですが、内蔵されているハードウェア・ソフトウェアにおいて大幅な進歩が実現されました。
特に大きな変更と言われているのが、音声認識システムであるSiriです。当時から音声認識に力を入れていたappleが、本格的に音声認識機能に乗り出したとして、当時話題になりました。
Siriって何がすごかったの?
やはり音声認識のスペックが桁違いでした。
当機種が発売する以前から、音声認識機能自体は存在しました。そのため「音声認識」それ自体はそれほど珍しい機能ではなかったのです。
Siriが画期的だった点としては、その操作性の良さです。「普段の生活に密着をした音声認識機能を」という形で、今までにはないほどの操作性の良さが実現されていました。
この記述は、今後カーナビなどの周辺分野においても生かされてくるだろうと言われています。
4に比べてどれだけスペックが上がったの?
グラフィック処理において7倍の進化と言われています。
外見は前作とそれほど変わらない本作ですが、内部ではかなり大きな進歩を遂げています。特に最も顕著な例としてあげられるのがグラフィックの処理になります。
EpicGames代表のマイクキャップスも、当時「4Sは4よりグラフィック処理が7倍はすごい」と発言したこともあり、そのスペックの上昇が見て取れます。
カメラはどれくらい進歩をしたの?
前作より大幅な進歩を遂げています!
内面の様々な部分が進歩している本機種ですが、カメラにおいても進歩を遂げました。具体的には、4Sに搭載されているカメラはiSightカメラと呼ばれており、
8メガピクセルの写真撮影、明瞭度が30%改善、ホワイトバランスが26%改善と、劇的な進化を遂げています。
発売当時の動き
iPhone4Sは、iPhoneの中では珍しく4の販売数がまだ最高潮に達する前にリリースをされました。 また、発売直後の段階では、過半数の4ユーザーが現状には「満足している」とアンケートで答え販売数はそれほど伸びないだろうと予測されていました。
しかし、発売されるとその予想は全くひっくり返ることになります。アメリカ最大級の通信会社「AT&T」には、20万台以上の予約がわずか12時間で入る記録を樹立し、 その他の通信会社でも瞬く間に予約分が完売し、すぐさま在庫を補給しないといけない事態となりました。 10月10日、アップルは本機種の予約の台数を100万台と発表し、全機種の60万台の記録を瞬く間に破ったと発表をしました。 結果的には、実販売においても記録的な販売を続け、発売3日間で400万台を突破し、AT&Tが発売したスマートフォンの売上550万台の内の78%が本機種だったと 発表されるほどの大ヒット商品となりました。